風水で重要なところは大地の地形を判断する所にあります。
元々の風水は、この「地理風水」から始まりました。
古代の風水師たちは、皇帝の命を受け、国家が長く繁栄する土地を探すこととなります。
そのために、最も重視されたのが、山と川の地形です。
都の背後に高い山、左右に小高い丘、前方に広がる平地や河川、これらがそろう場所を、
「四神相応の地」と呼び、風水上、最も素晴らしい場所だと考えました。
スポンサーリンク
我が国における風水
我が日本においても、この風水の技法は古くから取り入れられ、藤原京・平城京・平安京
恭仁京、また日光東照宮などは、風水を利用して造られたと云われています。
風水の良い場所は長く繁栄するため、東京・大阪・名古屋など栄える場所は、やはり風水
が良いです。天皇陛下が住む皇居は、風水上、最も良い場所と考えられています。
陰宅風水
陰宅風水とは、死者(陰者)の家、つまりお墓を判断する風水術です。
その家族に死者が出た場合、風水的に良い土地に墓を造り、埋葬すると言う方法を行って
いました。
風水上の良適地に祖先を埋葬することで、同じ遺伝子を持つ子孫たちに、未来永劫効果が
あると考えたからです。
明王朝の開祖である朱元璋は、彼の祖父が風水師に大金を支払い、最高の陰宅の地を探さ
せた結果生まれてきたと云われています。
中国では未だに盛んな「陰宅風水」ですが、我が日本では、ほとんど利用されていません。
それは第一に、日本では、宗教的な習慣で火葬にすることが一般的でお寺や霊園に埋葬
されてしまうため、自由な場所に墓を造ることが許可されていないからです。
また第二に、日本では土葬ではなく近年は火葬にすることが一般的になっているからです。
こんな点に関しては、風水師の間でも賛否両論ありますが、遺体ではなく灰になってしま
っては、効果は少ないと考えられます。
陽宅風水
陰者(死者)に対して陽者(生きている人)の住まいを判断する風水を陽宅風水と言います。
近年の風水ブームで一躍有名になったのが、この「陽宅風水」です。
この考え方を活かすことで、住宅だけでなく、店舗やオフィスの風水も改善されます。
特徴で挙げられるのは、そこに住む人との相性を大切にすること、
そして、インテリアの配置や色などで調整することが可能なことです。
より完璧な「陽宅風水」を目指す場合は、建設前から玄関や寝室などの配置を考えた方が
良いですが、現状からでも、充分改善は可能です。
また、この「陽宅風水」では、時間の経過による変化が顕著に現れます。時間の経過と
共に天の運気が変化します。
その事によって、以前良かった家が急に悪くなるなど、そういう変化も考えられます。
スポンサーリンク
お墓は根であり、家は幹である!
これって陰宅風水的にどうなんだろう?(風水師脳)。 https://t.co/HOlKCDnYQ4
— 風水師初音未来🌙バーチャル風水師 (@miku_huusui) December 26, 2019
俗に言う、物の例えで根が腐れば幹は枯れる!と言いますね。お墓(根)がないのに、
新築の家(幹)を建ててはいけない!と言う訳ですね。
住宅は数千万のお金をかけて何十年のローンを組んで建設しますね。それなのに、
先祖を祭る「お墓がない」「古くなって老朽化している」
自分達は大金を叩いていい家に住み、ご先祖の家といえるお墓が粗末では、ご先祖は
浮かばれないでしょう。ご先祖がいてこそ、今の自分が存在します。
自分達がこの世に生まれ、人により様々な人生ですが、日々穏便な生活をしているの
は、ご先祖があってからこそです。根から幹や花、実が育つのが自然の法則であります。
それですから、根にあたるお墓を優先するのが、本来あるべき姿ではないかといえます。
「あの家の家系は男性が早死にする」「結婚できない」「子供が授からない」などと、
耳にされることもあるでしょう。
これらは、ご先祖からの信号といえます。ご先祖が、子孫に気付いて欲しいから
そうさせているのです。物事には必ず原因と結果があります。
冬の寒い中、裸でいたら風邪を引くのは当たり前のことです。このように不運に
なる原因も必ずそこにあるのです。
私達は、自然の力、人の力により生かされています。これを「他力」といいます。
他力の力が強ければ、多くの幸福を得られることができます。
人に感謝する。自然に感謝する。物に感謝する。食べ物に感謝する・・・。
そして自分を産んでくれた親やご先祖に感謝するのです。
その感謝をすると言う心が、あなたの人生を大きく飛躍させるのです。
あなたがこの世に生まれてきたのは、何か使命を持っているはずです。
人は幸せになるために生まれてきたのです。生まれてきて、死を迎え、
その生きていた時の行いによって、天国に行くのか、地獄に行くのかが
決定されます。
今の行いや考え方が、後世に影響するのです。後世を豊かに過ごしたい
のは誰もが願うことですね。
ご先祖様達は、そのことを知っています。あなたがご先祖に感謝すれば自分
が死んだ時、子孫から大切にされるのです。
風水的に良い場所には、良い生氣が宿る
陰宅風水に通ずるものがありますね。似たような話があった気がする。 https://t.co/3Ftkjuv15M
— 大海水 (@taikaisui2017) January 12, 2020
江戸時代、徳川幕府300年の基礎を築いた徳川家康を祭ってある久能山にある
家康の墓所を見てみると、風水では墓所を選定する場合、土地の栄枯盛衰を看て、
この土地が生気のある土地なのかそうでないのかを、調べます。
中国、香港、台湾などでは、風水を専門にしている風水師と呼ぶ人に依頼し探す
のが、一般的であります。
それでは、風水師が墓所を決める際どのようにして調べるか。羅盤とういう精密
な方位磁石を使用し、氣の流れを測定するところから始まります。
この羅盤は複雑なつくりとなり、流派によっても異なります。
風水には「八宅派」、「占験派」、「飛星派」の3つの流派があり、占術の仕方
も大きく異なります。
しかし、どの流派にしろ、結果的には家運がよくなることは同じことといえます。
八方位、二十四方位、六十四方位、十二支、先天八卦、後天八卦など様々のもの
が組み込まれています。
風水ではあらゆる大地の氣の流れは山から発せられている考えがあります。
最も大きな山を大祖山(だいそうざん)といい、この大祖山からの氣が山々に
流れて行きます。
地球の大祖山となるのが、ヒマラヤ山脈系の「崑崙山」(こんろんさん)であり、
世界的な大祖山の氣の中心的役割をしています。
崑崙山は信仰が強く神が住む山として考えられ、いわゆる「山神」であります。
日本では崑崙山からの氣を日本最高峰である「富士山」に注ぎ込まれると考えます。
従いまして、富士山からの氣を上手くとらえることができれば生氣を浴び国や土地、
社運や家運の発展にも繋がって行くことになります。
生氣を神社や仏閣、霊園、墓宅に取り入れることができれば上昇運に乗ることが
できることになります。
では、具体的にどのようにすれば良いのか?基本的な陽宅風水と陰宅風水の使い
方を次ページにご紹介します。
関連記事 こんな記事も読まれています。
最後まで読んで頂き有り難うございます。
どんな事でも気になる事があれば気軽にご相談ください
スポンサーリンク